ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
2016.08.08 Monday

細野晴臣「録音術」

hosono.jpg

 

エッセイじゃないし、と思ってパスしていたけど、本屋でふと開いたページにあった細野氏の口癖、

「音楽に野心があってはダメ。遊びのこころがたいせつ」

にグッときて買ってしまった…

それにしても、この言葉、至極の名言では?

「音楽」という箇所を、仕事、とか、結婚、とか、餃子作り、とか、人生、に何に置き換えても通じる、

実に汎用性のある、名言ではないか、と思います、ハイ。

 

2016.07.20 Wednesday

atプラス 特集:生活史 --岸政彦編集協力--

kishi.jpg

 

特集の1話目、「キャバ嬢になること 上間陽子」が圧巻だった。

岸政彦の「タバコとココア --「人間に関する理論」のために--」も!

2016.07.13 Wednesday

do ho suh "drawings"

do2.jpg

 

最初、本屋で立ち読みしたときは、建築家のドローイング集かと思った。

家に帰っても忘れられず、次の日に買ってしまった。

韓国の彫刻家・インスタレーションアーティスト、らしいです。

 

do3.jpg

 

do4.jpg

 

do5.jpg

 

do6.jpg

 

do7.jpg

 

do8.jpg

 

do9.jpg

 

do10.jpg

 

do11.jpg

 

do1.jpg

2016.07.05 Tuesday

保坂和志「キース・リチャーズはすごい」

keith.jpg

 

キース・リチャーズは、やっぱりストーンズのアルバムで1曲だけ申し訳なさそうに歌う「You Got The Silver」や、「Salt Of The Earth」の出だし、

あとトロント裁判の時に吹き込んだ「Worried Life Blues」と「Apartment No.9」とかが好きで、

「Main Offender」やら「Expensive Winos」やら、ソロアルバムを発表し始めてからの、どうにもカッコよすぎる雰囲気にどうしても馴染むことが

できず、

それと呼応するように「Steel Wheels」あたりからのストーンズにも入れ込めなくなって、20枚近く持ってたアナログを全部売っちゃったりもして

(主要なアルバムはCDで買い直しましたが)、

だからこの短編の中で保坂和志(と湯浅学)が新しいソロアルバム「Crosseyed Heart」を大絶賛していても、きっと買わないだろうな、と思います、

少なくとも当分は。

それにしても保坂和志が

『「スティッキー・フィンガーズ」のブラウン・シュガー〜スウェイ〜ワイルド・ホーシズは完璧な三曲だ』

と思っていたり、

『「ベガーズ・バンケット」「レット・イット・ブリード」「スティッキー・フィンガーズ」の三枚を高校のあいだ聴きつづけた』

なんて知らなかった。

同じじゃん、嬉しい、みたいな!

若い頃からデレク・ベイリーとかフリージャズばっかりの人かと思ってました…

 

なんだかキースのことを否定的に書いてしまったけど、キースの最近の仕事では(といっても調べてみたら1997年発表でした…)「Wingless Angel」

のプロデュースワークは素晴らしかった(あとベースプレイも)!!

 

なんだかとりとめもない文章になってしまったけど、この短編も素晴らしかったです!!

2016.06.13 Monday

spectator「コペ転」

spectator.jpg

今回のスペクテイターを読んでいて、20代後半の個人的な一大転換機の時に熱心に読んだ立花隆の「青春漂流」を思い出した。
最近ハマっている岸政彦の社会学にも通ずる、いろいろな人の、いろいろな生き方。
50代突入を目前に迎えたソワソワする気持ちは、そのままだけど、なんだか元気が出る、そんな内容。
写真は全くなく、文字ばっかりがぎっしり並ぶ、いつものスペクテイターとは違う内容だったけど、一気に読んでしまったよ。
2016.04.30 Saturday

「気流の鳴る音」真木悠介

kiryu.jpg

20代の頃につるんでたコワオモテの先輩たちはみんな大酒飲みで、酔っ払うと説教が始まって、P-Funkとザッパとデッドに精通していて、そして、
自宅の本棚には大抵カスタネダの本が揃ってた。
あまりのステレオタイプなそのパターンが嫌だったのと、ペヨーテのことばっかりがクローズアップされるのに辟易して、その後、細野さんが推して
たのにもなぜか不思議と影響されず、ここまで来たけど、
この本は、そんな「ドンファンの教え」に対する誤解と拒絶反応を優しく(?)丁寧に(⁉)取り除いてくれますよ。
きっと今年中にあと何回か読み返すだろうな。
カスタネダ=ドンファン=(ペヨーテ!)(という図式)が苦手だというあなたにオススメします!
2016.03.20 Sunday

「敗戦後論」加藤典洋


すこぶる面白かった!
それにしても「ライ麦畑でつかまえて」にこんな台詞あったっけ?

未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。これに反して
成熟した人間の特徴は、理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある。

読み返さない、と、な。


2016.01.12 Tuesday

「わが闘争」カール・オーヴェ・クナウスゴール


久しぶりに長編小説を読んだ。日経の書評で紹介されていた、同い年のノルウェーの作家の自伝的作品。
決して流暢ではない文体(は翻訳のせい?)は、脈略なくランダムにスライド映像がながれているようで、丁寧に、注意深く読まないといけないので
逆に心に引っかかり、最後のページの素晴らしさが、何倍にも増幅されました。
自分と似たような音楽を聴いて、同じようにバンドをやっていた筆者が描写するノルウェーの風景や日常は、自分が育った環境のそれとはぜんぜん
違うけど、それでも、根底に通じるものがある「不思議」に触れた。
「フィクションでしか表現できない現実がある」みたいなことをカズオ・イシグロがテレビでいってたけど、ホント、そうだな、って思う。
最近読む本といえば、エッセイや思想書、建築や音楽関係ばっかりだったたけど、やっぱり小説も読まない、とね。


2016.01.04 Monday

「深川ギター教室」深川七郎


あけましておめでとうございます。
今年は年男。たくさんギターの練習をして、たくさん本を読んで、CDやレコード・カセットはあまり時流を追おうとせず(=ミーハー魂は控えめに)
もう少し絞り込んで聞いていこうと思います!
今年もよろしくお願いします!!
 
2015.11.25 Wednesday

「野生めぐり」石倉敏明=文・田附勝=写真


今年のマイベスト、の本、です。
内容、写真、装丁、構成、どれもが素晴らしい。
ブックデザインは立花文穂。
肌身離さず持ち歩いてます。
Powered by
30days Album